概要
香港政府主導の航空券無料配布キャンペーンを利用して香港にやってきた時の記録。パート2になります。
前回の記事はこちら。
香港島観光
3泊4日とタイトルにあるとはいえ、1日目の夜に香港着、4日目の午前に香港発の行程だったので、のんびり観光する余裕はあまりありませんでした。そのため、1日で香港島をザーっと回ることにしました。100万ドルの夜景で有名なヴィクトリア・ピーク(島の西部)に夕方から夜にかけて居られるようにしたかったので、午前中の内に島の東部へ一気に移動し、夕方になるのに合わせてゆっくり西側へ戻ってくるようにしました。
香港島の中心地は島の北部にあり、そこを東西に地下鉄とトラムが走っています。トラムの方が安いのですが地下鉄の方が速いので、さっさと移動するために今回は地下鉄を選択。
香港の地下鉄に限らずですが、海外の鉄道の椅子って金属製であることが多いですよね。日本はソファみたいな感じの布製ですが。 金属製の方が汚れた時とかのメンテナンス性は良さそうです。金属製は座面が硬いので、私は日本式が好みです。 その他に気づいたこととしては、日本の鉄道と比べて通路が広かったです。後から調べてみたところ、香港の地下鉄と日本の新幹線はほぼ同じレール幅を持つらしいです(所謂1435mmの標準軌)。広いのも納得です。ちなみに、一般的な日本の在来線はこれらより400mmほど狭い幅のレールを採用しているとか。
この旅行では結構地下鉄のお世話になったのですが、地下鉄構内のいたるところにちびまる子ちゃんのポスターが貼ってありました。 これも後から調べて分かったことですが、香港ではちびまる子ちゃんが大人気らしいです。漢字では「櫻桃小丸子」と書くみたいです。そのまんまです。日本では子供が見る国民的アニメという位置づけのちびまる子ちゃんですが、香港では大人からも人気を博している様子。実際にちびまる子ちゃんの刺繍が入ったタオルを持っている大人を地下鉄で観測しました。
地下鉄に十数分揺られ、香港島の東側へ到着します。正確な料金は忘れましたが、今回乗った中で一番高かった地下鉄料金が大体200JPY台前半ぐらいだったと思います。近距離なら100JPY台なので優秀です。
まず来たのがモンスターマンション(益昌大廈)と呼ばれる有名な高層住宅街。 1972年に完成し、2200戸がここに集結しているらしい。香港の特徴である超過密っぷりを象徴する、他国ではお目にかかれない光景を見られます。 その異様な光景からハリウッドのロケ地にもなったらしいです。(映画には疎いのでよく知りませんでした。)
ハリウッドのロケ地にもなると流石に注目度が高まったようで、写真をバシャバシャ撮ってる先客が何人もいました。一応現役で稼働している住宅街なのですが、住民は自分の住処が観光地化されてどういう心情なのでしょうかね・・・、とちょっと心配になりました。とはいえ、自分も観光客として訪れている身なので、何も言えません。調べたところ、昔一度近隣住民とのトラブルがあり、一騒ぎあったようです。今は落ち着いているようですが、節度を守る必要はありますね。写真を撮り忘れましたが、ドローン禁止のでっかい張り紙が入り口にしてありました。かつてドローンで空撮した観光客がいて問題になったんでしょうか。圧巻の光景なので、やりたくなるのはめちゃくちゃ分かりますがねw ささっと写真を撮って退却しました。
そのまま次の目的地へ移動しようと思っていたのですが、移動中に日本ではお馴染みのイオンモールが目に飛び込んできてしまい、ちょっと寄り道しました。(外観の写真を撮り忘れて後悔)
中の様子を何枚かパシャってきました。
んー。まじで帰国した気分になりましたw 売ってるものの半分は日本製品だった気がします。 旅行全体の感想ですが、香港には日本のものがめちゃくちゃ入ってきている印象を受けました。 異国の地に来ている割に、何となく安心感ありますね。
寄り道を終え、島の西側を目指します。行きは地下鉄でしたが、今度はトラムに乗ってみます。 香港のトラムはバスと同様2階建てです。やはり人口が多い分、大きな輸送力を確保する必要があるのでしょうか。
香港のトラムは後ろ乗り前降り、降車時に料金を支払います。料金は何処まで乗っても一律で、大人3HKD(=60JPY)です。激安。香港の公共交通はどれも安めです。
ただ安い代償として、トラムの保線状況は正直言って最悪の部類です。時折車体が壊れないか心配になるレベルの音を発しながら走行していました。その上椅子はプラ製で硬い。。長時間乗るのはしんどいですが、大量に走っていて安いので、街中をちょろちょろ動き回る足としてはとても優秀だと感じました。また、2階建てであり窓がないので、香港の街中の景色を開放的な車内から大いに楽しめました。
相変わらず日本のものがよく目に入ります。
あとこれは香港旅行全体の気づきなのですが、香港では建築工事に使用する骨組みに竹が使われているケースが非常に多かったです。現地人の竹への信頼をひしひしと感じました。竹は丈夫なのでそういう用途に使う気持ちは分かるんですが、特に加工もせずその辺から切ってきたような竹をそのまま舗装された道の上に立てて組み上げており、すごく不安になりましたw この光景は街のそこら中で見られたのですが、老朽化した建物を一斉に改修しているんでしょうかね。中々味のある光景でした。
ちなみに、旅行中比較的大規模な駅前にタワマンを建てているのを見たのですが、そこでは流石に金属製の骨組みが使われていました。建造物の規模によって使い分けているのでしょうかね。
道中に大量の鳩がいたのですが、極度に人慣れしていて近づいても全然逃げませんでした。30cmぐらいまで近づいてようやく飛んで行きました。ここまで慣れている鳩は日本でも見たことないです。
お腹が空いたので、あらかじめ行きたい場所としてリストアップしておいた飲食店に来ました。 パート1で書いた点心の店に続いて、この店でも知らない人と相席になりました。特に喋ることはなかったです。
パイナップルパンというのが香港名物として人気らしかったので、それをオーダーしました。あとエッグタルトと飲み物。エッグタルトもまた、香港名物です。名前がパイナップルパンなので、パイナップルが入っているかと思いきや、実は日本でいうメロンパンにあたる食べ物です。特にパイナップルの味はしません(メロンパンもメロンの味しませんが)。ふわふわで美味しかったですよ~。飲み物はレモンアイス珈琲にしました。その日はそれなりに暑かったので冷たい飲み物を頼んだのですが、いざ飲んでみるとめちゃぬるくてずっこけました。日本でこれ出したらクレームものだと思いますw が、聞いた話によると、現地の人はあまり冷たい飲み物を飲まないらしいですね。
気になるお会計ですが、写真にうつっている分と同行者1名分の飲み物を合わせて、合計71HKD(=1420JPY)でした。一人700円程度なので、安めでしたね。店員さんも陽気な感じでよかったです。ごちそうさまでした。
その後適当に街をぶらぶらしていたら日没が近づいてきたので、目当てにしていたヴィクトリア・ピークに向かいます。 有名な100万ドルの夜景を見るには、ピークトラムというケーブルカーで山を登る必要があります。ピークトラムのチケットは事前に予約できます。一応当日券も売っていますが、自分が現地に行ったときに見た当日券の購入待ち行列がとんでもなく長かったので、おすすめしません。 ピークトラムの公式HPからも買えますが、今回はklook(https://www.klook.com/ja/)というサイトで買った方が安かったのでそちらから購入しました。往復チケットとスカイテラス428という展望台の入場料のセットが2100円程度でした。klookの初回クーポンが効いたというのもありますが、公式で買うと150HKD(=3000JPY)ぐらい取られるので大分お安くなりました。
山を登っていきます。トラムは10分間隔ぐらいで運行しているので、そんなに待たされることなく乗車できました。写真だと伝わらないと思いますが、かなーり急勾配の坂を登っていくのでちょっとビビります。公式の情報によれば最大勾配は25度らしいです。ちなみに、日本一の急勾配と言われる大阪奈良の暗峠の最大勾配は37度らしい。
10分ぐらい急勾配にビビりながら、山の上に到着。展望台に登ります。
よく写真で見る光景が広がっていました。 細長い建物が隙間を縫うようににょきにょきしてます。これは夜景も期待できそうです。 ちなみに以下の写真は大体17:30ぐらいに撮ったものです。 登った段階で大混雑かと思っていましたが、まだ日没前ということもあってか想像より空いていました。
日没が近づいてくるにつれて、どんどん人が増えてきました。
20時ぐらいになると、夜景がいい感じになってきました。
月並みな感想ですが、流石世界的に有名な観光地なだけありますね。流石100万ドル。 自分の出身地である神戸市の夜景も日本三大夜景と呼ばれるぐらいには有名でしたが、こちらは建物が全体的に高いのもあってかより迫力を感じました。
夜が更けるにつれてちょっとずつ寒くなってきたので、20時を過ぎたあたりで撤収しました。 帰りのトラムに乗れるまで30分ぐらい待ちました。最初列に並んだ時は長蛇の列だったのですが、意外と早く流れている様子でした。
観光終わりの夕飯
予定していた観光を一通り終えたので香港島を後にし、宿がある九龍半島で夕飯にしました。 大快活という香港で有名な飲食チェーン店に入りました。某ネカフェを思わせる店名です。 国内旅行でもよくやりますが、現地人がよく使うその地特有のチェーン店に入るのが個人的に好きです。 現地人の生活を垣間見れる感じがします。
骨付き鶏の鍋的なメインディッシュに白米と日替わりスープがついたセットを頼みました。中華料理っていうと油マシマシみたいなイメージがありましたが、これは見た目通り超あっさりで優しい味がしました。中々いけます。スープに入っている謎の肉と白米がパサパサだったのは微妙でした。セブンイレブンの冷凍チャーハンもパサパサだったのですが、やっぱり香港の米ってこういう特性なのでしょうか・・・? ちなみにお値段ですが、大体1000円台前半ぐらいだったと思います。日本でも普通にありそう~ちょっと高めの値段だと思います。
こっちは同行者が頼んだ酢豚の定食。こっちの方が中華料理っぽい見た目ですね。かなり甘めの味付けでした。ちょっとだけ食べましたが普通に旨い。こっちも大体値段一緒だったと思います。
閉店が近かったので、食べ終わったらささっと退店しました。店の外観をパシャリ。
というわけで、香港旅行2日目は終了です。
3日目以降はまた次回。